生活習慣病とは、遺伝的な背景を持ちながらも、その発症及び進行に患者個人の生活習慣が
大きくかかわっている病気のことをさします。以前は成人病と呼ばれていましたが、今日肥満や
高脂血症などは子どもにもみられるようになったため、生活習慣病と名付けられました。
生活習慣病の概念に当てはまる病気には、糖尿病・高血圧症・高脂血症・痛風・骨粗鬆症の
ように、直接死に結びつかないが合併症が致命的であったり、生活の質を著しく悪くするものから
脳血管障害、虚血性心疾患といった動脈硬化症が深く関わる病気や、がんも含まれます。
生活習慣病はその名のとおり個人の生活習慣によるところが大きく、具体的には暴飲暴食、
偏食、過度のアルコール摂取、ストレス、喫煙、運動不足、睡眠不足などが原因となります。
そのため、普段の生活を規則正しいものに改善することで予防することもできますが、これら生活
習慣病には症状が出にくいという特徴があるため、発見が遅れることがあります。
市町村や職場での健康診断を利用したり、普段の生活で気にかかることがあれば早めに受診し、
適切な治療を受けられることをおすすめします。



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