医療法人 岡部内科クリニック TEL 0767-52-3007


睡眠時無呼吸症候群


このような症状はありませんか?
  • いびきが大きい
  • 夜中に目が覚める 寝汗をかく、トイレに何度も起きる
  • 日中眠気が強い
  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 睡眠中に呼吸がしばらく止まっている


●睡眠時無呼吸症候群は放置すると危険です!
 睡眠時無呼吸症候群は,夜間睡眠中に吸気時の上気道虚脱による気流停止から,周期的な低酸素血症を繰り返す疾患ですが,こうした病態は,近年,夜間の心臓突然死に加え,虚血性心疾患や心不全などの循環器疾患,および無症候性脳梗塞を含む脳血管疾患のリスクとなるばかりでなく、肥満とともに増加し,メタボリックシンドロームの高リスク群であるとして注目を集めてます。昼間の眠気,集中力の低下,抑うつ状態,いびきなどの症状がある場合はもちろんのこと,夜間尿,夜間呼吸困難(窒息感),夜間発症の心血管イベント(心筋梗塞,脳卒中,急性大動脈解離,上室性・心室性不整脈など)の既往や,治療抵抗性高血圧,特に治療抵抗性早朝高血圧は睡眠時無呼吸症候群を積極的に疑うことが大切です。
 睡眠時無呼吸症候群の診断と重症度分類は睡眠ポリグラフィーにより行い,無呼吸・低呼吸指数(apnea-hypopneaindex:1時間当たりの無呼吸・低呼吸数)が5-15を軽度,15-30を中等度,30以上を重度睡眠時無呼吸症候群としています。
 重度の睡眠時無呼吸症候群では持続性陽圧呼吸療法(CPAP)を行います。